2010/10/24

バレリーナ




ふんわりとしたチュチュをまとったバレリーナを描きました。

上のサインペンだけで描かれたクロッキーは、左手で描かれたもの。
右脳を使って描く練習に、利き手と反対の「左手で描く」という方法があります。上の作品は慣れない左手で、ただモデルさんのラインを追っていく事に集中して、体も服も同じ価値で描かれているのが印象的です。






出来あがった作品からは分かりづらいかもしれませんが、この作品は先にパステルで色の塊を描き、その後線が入れています。変わらないように思われるかもしれませんが、線を引いてからの色付けは、どうしても塗り絵のようになってしまいがちです。

先に色の塊で大きく人体の存在感を描く方法は、薄目でぼんやり見ている感じと似ています。人だけを描くのではなく、その周りの空気もつかみやすい描き方です。






チュチュで隠れた腰のラインに注意して描きました。
デッサンとは見えないところを想像して描くこと。短時間で描くクロッキーは上手く描くことよりも、見えないところを理解する訓練のつもりで描くと、形の理解力が深めることができます。






色付きの紙にパステルで描かれています。背中のコルセットのラインと、チュチュから出た膝が、見えないチュチュの中でどうつながってるのかを想像することが大切です。

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