2010/12/11

女性ヌード

クロッキーの画材について
絵を描く時、特別な画材を使わなくても楽しく描くことはできます。
これじゃないといけないとかはないのです。基本的に。

短い時間で描く時(例えば1分とかムービングなど)は、鉛筆の細くてシャープな線よりも、抑揚や雰囲気の出やすいパステルや墨の方が、短時間で流れをつかみやすいです。柔らかい画材のほうが人体の柔らかさも表現しやすいでしょう。






体幹部のつながりと柔らかさが線から伝わってきますね。綺麗に描こうというよりも、線を探しているところがとても良いと思います。挙げている手の骨格が、ひねって頭にのせている所は難度の高いところです。











墨は一度描いたら線が消せないので、空を切るような緊張感のあるラインと、思わぬ滲みが雰囲気を出してくれる魅力的な画材です。墨は乾くと耐水性になるので、クロッキーをしたら家に帰って水彩で上から彩色しても良いかもしれません。







濃い色の紙に白で描くのは、写真のネガのようで面白いですね。上半身を支える左肘がよく描けています。







女性の人体で一番とらえ辛いのは腰かもしれません。良く見えない場合や前から見た座りポーズなどは、腰の量感が曖昧になりやすいのですが、このクロッキーは床に座っている腰の安定感がとてもよく描けています。

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