2010/07/26

紙袋

スモモの詰まったギュウギュウの紙袋。
外側を描きながら、中にいくつ入ってるかを意識するデッサンです。しわだけを追っていくと、紙風船のようにフワフワになってしまうのが難しいところです。




果物がつまった重量感が、実感として感じ取れるデッサンです。
影を丁寧に描く事で、台の安定感も表現されています。





紙袋の模様を形に添って描く事で、立体感を表現しています。





薄い紙の表情が丁寧に描けています。
少し台が不安定な感じがしますね。





こちらはギュウギュウに入ってない方の紙袋。
しっかりとした紙の質感がダイナミックに描けていますね。





ペリペリっと、紙の音かしそうな質感が良いですね。
輪郭線に頼らないで、明暗で差を表現すると、よりメリハリが出てくると思います。





紙袋の中のスモモと、外のスモモの、見え方の違いを意識しています。

アーティチョーク

紙に包まれたアーティチョーク。
紫色の花がとても綺麗でしたので、デッサンの授業ですが色をつけて描きました。




花だけで10cmほどもある大きな花ですが、生き生き描けていますね。
その花を支える茎を、もう少し意識されるとよりよくなると思います。





講師作品(水彩色鉛筆)
紫の花が綺麗に見えるように、ガクや茎にも青い色を使いました。

祈る女性

イスラエルの女性を描きました。
日本に住んでいると、イスラエルという国はテレビのニュースでしか触れる事がなく、恥ずかしながらどんな国かよく知りませんでした。

文化や民族を調べるために、Googleの画像検索をしたところ、出てくるのは戦争の画像ばかり。モデルさんとどんな話しをしよう、と不安に感じながらお迎えした所、スィングジャズを歌われている陽気な方で会話が弾みました。

ポーズは祈りを捧げている所。
手の合わせが、何かをすくってるようでとても印象的でした。





おそらく意識されてないでしょうけど、自分らしい表現がとても魅力的ですね。布で隠れている体の中の形を意識する事が大切です。






頭部と手の関係はとてもよく描けています。
肩幅が少し広く見えるようですね。






にじみが深い色合いをかもし出し、素朴で民話的な雰囲気のある作品です。






画面が光にあふれている感じがいいですね。手のひらは形を取るのに苦労される所だと思いますが、二つの手の平を一つの塊のように描けると、より印象深い作品になると思います。

ガラスに植物



先日ご紹介した、薄いガラスの花器に植物を生けてデッサンしました。

水の入ったガラスを描くコツは、生けた植物の茎にあります。花器の外の茎、花器の中の水につかっていない茎、水に着水した茎、この三つの変化を描き分ける事で、ガラスの質感や、水の表情を描く事ができます。

薄いガラスの水がきらめく様子が丁寧に描けています。




デッサンに粘り強さがあっていいですね。
モチーフから丁寧に感じ取ろうという意識が感じられます。




水のヒンヤリとした温度も伝わってきそうなデッサンです。

2010/07/09

ブラジリアン・ダンサー



ブラジリアン・ダンサーのビリーさん。

アトリエに置いてあるオイルランプを見て、懐かしい!とおっしゃいました。僕とそんなに年が違わないんじゃないかと思ったのですが、小さい頃ずっとランプを使われていたそうです。

ランプの生活って、自分が感じる夜と、全然違うものがあるんでしょうね。ピカソの「ラ・セレスティーナ」のお婆さんの絵の暗闇を連想していました。








2010/07/04

外国のお金



マーブリングで下地をつけた紙に、外国のお金を描きました。

旅行に行って、少しづつ余った紙幣や硬貨を思い出に取っておくと結構な量になりますね。それでもそのお金を眺めていると、旅をした時の記憶が甦ります。その時の空気さえも感じさせてくれます。