2015/11/28

金箔ペン画




和紙にモチーフの部分にだけ金箔をはり、ボールペンで描いています。ベネツィアの思い出のペンダントトップをモチーフに選びました。

金箔は周囲の光の状況により変化し、不思議な立体感が生まれます。








描いたものは角のある動物の置物ですが、古い壁画のようでもありなかなか面白いですね。






東欧の木彫の置物をモチーフに選びました。とても愛らしくユニークですね。






使ってるボールペンは普通にコンビニで売ってるものですが、同じ種類のボールペンでも太さによって色味や表情が変化するようです。毛並みの流れや立体表現に、太さの違うボールペンを使っていておもしろいですね。





ボールペンのタッチが生き生きしていて良いですね。背景に少し色をつけることにより、モチーフに雄大な時間の流れを感じさせます。ヨーロッパの馬の置物だと思いますが、どことなく中国的な風情も感じます。




外国人女性 固定ポーズを2つ



理知的な空気をまとった、ウクライナのうつくしい女性を描きました。今回は20分の固定ポーズ3回で1枚を仕上げ、2種類のポーズを描きました。

形をとる勉強には全身を描いたほうがよいのですが、時間もあまりありませんので、上半身や顔だけ描かれる方も多くいらっしゃいます。

この作品を描かれた方は、構図を右に寄せ、間をもたせることにより静かな時間を感じさせることに成功しています。






線が生き生きしていてとても良いと思います。1本1本の線が関係しあっていて、画面に生命感を与えています。重ねられた本の存在感が弱いので、人体と同じくらいの強さのラインが入ったほうがいいいと思います。






モデルさんの理知的な空気がよく描けていると思います。ゆったりとした構図もいいですね。






左からの光を感じなら、ざっくりとした筆の運びがよいと思います。描いてる時は意外と気づかないのですが、こうして写真に撮ってみると、背景の濃い四角が、頭頂部の高さと重なっているので、少し窮屈に感じるかもしれませんね。



2015/11/21

春咲きの球根



今頃の花屋さんには、春に咲かせるための球根がたくさん並んでいます。普段は咲いた花ばかり描いていますが、今回は球根を描くことにしました。

上の作品は、和紙に色鉛筆で丁寧に描かれています。球根の微妙な色合いや、手前のドライのきのこの模様がとてもきれいですね。





山百合の球根です。今の時期八百屋さんにも百合根が並んでいますね。らせん状に重なりあう球根の表情がよく描かれています。根っこの流れを活かした構図です。






紅葉した多肉植物(コルダータ)の葉とカリンです。美しい葉の色合いに目が行きがちですが、葉の付け根や茎もきちんと描かれていてとても良いと思います。





色つきの紙に、ガッシュの白と色鉛筆で描かれています。色鉛筆を丁寧に重ねて微妙な球根の色と質感が表現されています。