2010/09/27

ぶどう、サンキライ




季節のものを描ける楽しさは、美味しいもの食べるのと似ています^^
大切に味わえる方は、絵にもそれが表れるのではないでしょうか。

今回は「ツル性の植物」というテーマで、ぶどうとサンキライを描きました。ぶどうのツルはよく籠で編まれるほどしなやかで丈夫。曲げても枝を折ることは難しく、割くようにしないと折ることはできません。

上の作品は、その茎のしっかりとした感じがよく描けていますね。葉の裏と表の描き分けもとても丁寧です。






ぶどうの葉の持つ瑞々しい感じがいいですね。葉の表と裏の濃さをもう少し変化をつけるとグッと良くなるでしょう。ツルのものを縦構図で描くというのも、ぶどうを美味しく味わっている感じがします^^






サンキライは、葉と茎のそのコミカルなリズムが楽しい植物です。こういして見てみると、サンキライは常に反り返るリズムで動いてる感じがしますね。葉で見えづらい茎の部分を、意識することが大切です。

2010/09/20

おすすめのペン




墨流しの技法をつかった、マーブル模様をつけた紙に、ペンでデッサンしました。

最近いいなと思ってるペンは、タチカワというメーカーのSchool-Gというペン。SchoolとSchool-Gというのがあって、Gの方がラインに抑揚が出るので、描いていて楽しいです。耐水性なので、描いた後に彩色したい場合にもいいと思います。


このほおずきは去年のもので、かなりカリカリのドライになっています。その乾いた感じがとてもよく表現されていますね。茎のねじれも印象的です。


>>School-Gの詳細






こちらは普通のインクタイプのボールペンで描いています。
ものを観察して発見することは、自分自身でしかできない程の財産で、教わってもなかなか理解出来ないものです。

描いていると、葉脈の一本一本が、葉のギザギザの先端につながることを見つけました。

2010/09/13

ムービング

永山先生に絵を教わり始めたのは、高校一年の夏からでした。
ちょうどその時の映像が手元にあって、見返してみるとみんなとてもいいクロッキーを描いているので、少しお見せしたいと思います。


2010/09/12

パンパステルのクロッキー



新しい画材、パンパステルを使ってクロッキーをしました。
化粧品のようにパンに入ったパステルで、パフ状のスポンジを使って描きます。講師である私も使い方を模索中ですが、生徒さんと一緒に描いています。

今日のモデルさんは、体のラインが美しく印象的な方でしたので、
パンパステルで大きい流れをつかんだ後で、他の画材を使って線を入れました。





色の発色がよく、微粒子なので混色しても綺麗です。
きちんと塗り分けるというよりも、思い切って大胆な色を試してみたり、ムービングで使っても豊かなラインが引けるようです。





パンパステルは顔料と微量の油分を一緒に練りこんであるそうなので、その上から水彩は乗せにくいのですが、墨や色えんぴつなどは相性がよさそうです。
パステルの透明感と、墨の細い線がなかなか面白いですね。

2010/09/04

ヤギの骨 完成!



 5月くらいからこつこつと、自分が納得できるまで描かれていたヤギの骨のデッサンが完成しました!

描けば描くほど実際の形との違いに気づき、悪戦苦闘されていましたがとてもいいデッサンに仕上がりました。丁寧に観察しているまなざしが、鉛筆のタッチから伺い取れます。

2010/09/02

9/10月のデッサンの予定

新学期からのカリキュラムをお知らせいたします。


 9月はぶどうやサンキライなど、ツル状の植物を描きます。

9月4日 鉛筆デッサン(2階)
9月11日 ツル植物の静物1(5階)
9月18日 下地のついた紙にペン画(2階)
9月25日 ツル植物の静物2(5階)



 10月は秋の果実や枝付きの実を描きます。

10月2日 細密画に金箔1(2階)
10月9日 西洋の器に枝付きの果実1(5階)
10月16日 細密画に金箔2(2階)
10月23日 西洋の器に枝付きの果実2(5階)
10月30日 5週のためお休み