2010/11/13

浴女




ドガの浴女の作品のような、髪を洗っているポーズをお願いしました。髪も体の一部。別々に描くのではなく、常に一緒に描くことが大切です。

上の作品は、背筋が右へカーブするラインの先に、右手でつかんだ髪の束があります。体の傾きが、首だけで曲げているのではなく、上体がしなやかに傾きながらひねっており、その姿がよく描けています。






左の人物の、体を丸めている感じが魅力的に描けています。ちゃんとよく見ないと描けない耳の表現や、唇の厚みなどとても女性らしくていいですね。






パンパステルと墨の線の組み合わせ。先にパンパステルで人の存在感を描いた後で、細い墨の線を入れています。女性独特の体のラインをやわらかな細い線で描かれています。






一番最初の作品と同じポーズですね。三枚ともよく描けていますが、髪を引っ張っている感じは、首筋と髪の毛のラインが繋がっている左の絵がいいと思います。右の作品は女性らしい腰から腿にかけてのラインが人の重さを感じさせます。

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