2010/11/20

手のデッサン





手を描くときに一番気をつけることは、手首の関節。
手は骨格も複雑で、関節や筋が複雑に入り組んでいます。

手首の関節は、手のひらと腕をつなぐ大きな関節ですので、この位置をきちんと意識することが大切です。

自画像でも同じことが言えるのですが、今持っている自分の技術で、今の自分自身を描くことは、とても意味深い事だと思います。時を捉えるような、本当に今しか描けないことです。

上の作品は、そういう事を気づかせてくれるようないい作品ですね。丁寧に見つめている感じがよく描けています。こういう目で普段見慣れたリンゴや花を描くと、なんでも美しく見えてくると思いませんか。







物を持ったり掴むことは、遙か昔からしてきたことで、知性というか意識がそこにある感じがします。写真がぼけてて申し訳ないのですが、難しい手首の筋を丁寧に描けています。







最初に手の塊の大きさの当たりをとって、指の関節を描いていきます。指先の向きの表現に苦心されていましたが、手をそっと置いた存在感はとてもいいですね。







講師作品
関節のわかりやすいポーズにしました^^
鉄の球や、爪の質感に変化を出してあげると、肌の色が表現しやすいです。

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