2011/04/11
春の植物
自然界のものにはすべて、らせんの構造があります。
葉や実のつき方をよく観察してみると、右回りと左回りのらせんが、絡みあうような法則があります。デッサンではその事を一つ一つ見つけることで、よりそのものらしさを見つけていきます。
ミモザの黄色い花のふさ、そのふさ自体も、よく見るとプロペラのように回転しながらついています。枝の中ごろの、葉の隙間の形もきれいですね。
ヒヤシンスも花が沢山ついていて、複雑な花の構造なのですが、つぼみの段階を思い出すと、ひとつひとつの花が螺旋状についているのがわかります。茎がねじれてしなやかでいいですね。
コップの縁に寄りかかって、伸びていく感じがよく描けています。一つ一つの繋がりが生命感につながっていきます。
白い小さな花のふさを持つ馬酔木。この植物のらせんの構造はあまり良くわかりませんでした。(花もぽろぽろ落ちてしまうので)ただ、ふさの落ちていく流れのたたずまいが、丁寧に描かれていますね。
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